vol.6 北野異人館街(2) [2006/11/01]
神戸の代表的な異人館 ハンター邸。持ち主だったハンターさんは日立造船の前身 大阪鉄工所創始者で、1908年に北野の地に広壮な屋敷を建築しました。
外観も内部も飽きることのない意匠の数々に、施主のこのお屋敷に対する思いの強さが伝わってきます。一例を挙げると、暖炉の前のタイルの模様や玄関とお風呂場の床のモザイク、天井と壁の境目の廻りぶちの模様、日本の建築では見ることのない各出入口の上部に付けられたブロークン・ペジメントという額縁、見落としてしまいそうなドアノブにまで模様が刻まれています。
ただ残念ながらその姿は北野町ではなく、灘区にある王子動物園の東の端に移築され公開されています。(3・8・10月)
でも北野町に点在する塀の遺構にはめ込まれた「H」の文字にハンターさんの確かな残り香を感じることができます。

