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【社員技術ブログ】今更聞けない、C言語のstrcmpとstrncmpの違い

2017年10月31日  新着情報, 社員技術ブログ
TH

どうも!初投稿になります!

ワイド社員のTHです。

 

社員の技術ブログ・・・、ということで今回は、

最近うっかりミスをしてしまったC言語strcmpstrncmpの違いについて解説します。

 

strcmp関数について

まずは、strcmpから・・・。

strcmp(比較文字1(char型),比較文字2(char型))

①:比較文字1と比較文字2が同じであれば0を返す。

②:比較文字1>比較文字2なら正の値を返す。

③:比較文字1<比較文字2なら負の値を返す。

 

①はわかるけど・・・、②と③って数字でもないのに比較ってどういうこと?という疑問を抱く人がいるかもしれませんので一応解説しますと、

比較文字の先頭から一文字ずつ順番に比較していきます。

一文字ずつの大小については詳しく説明しませんが、簡単にいうと”ABC”と”ABD”を比較したときは、”ABD”が大きいという結果になり負の値を返します。

#include<stdio.h>;
int mozicompare(char *mozi){
if (strcmp(mozi,"ABC") == 0 )return 1;
if (strcmp(mozi,"ABCD") == 0 )return 2;
if (strcmp(mozi,"AB") == 0 )return 3;
return -1;
}

というソースがあった場合、

moziに”ABC”を代入すると、1を返し、

moziに”ABCD”を代入すると、2を返し、

moziに”AB”を代入すると、3を返します。

 

 

strncmp関数について

では続いて、strncmpについてです。

ちなみに、私は関数名にnが入ってるだけですので、同じように使えるのでは?と初めて見たときに思いました。

strncmp(比較文字1(char型),比較文字2(char型),比較文字数(size_t型))

①:先頭から比較文字数分まで比較し、比較文字1と比較文字2が同じであれば0を返す。

②:先頭から比較文字数分まで比較し、比較文字1>比較文字2なら正の値を返す。

③:先頭から比較文字数分まで比較し、比較文字1<比較文字2なら不の値を返す。

関数にnが追加されると、指定した文字数までしか比較しない!

つまり、”ABC”と”ABD”を2文字まで比較した時、は①に当てはまるので0を返す!

#include<stdio.h>;
int mozicompare(char *mozi){
if (strncmp(mozi,"ABC",3) == 0 )return 1;
if (strncmp(mozi,"ABCD",4) == 0 )return 2;
if (strncmp(mozi,"AB",2) == 0 )return 3;
return -1;
}

 

というソースがあった場合、

moziに”ABC”を代入すると、1を返し、

moziに”ABCD”を代入すると、1を返し、

moziに”AB”を代入すると、3を返します。

気づきました?strcmpと同じ文字を入れても違う結果になります。

実は、3文字しか比較していないため、4文字目以降は無意味なんです!

 

最後に

上記を踏まえて問題です。

下記2パターンのコードがあった場合、moziに下記のキーワードを代入した時、パターン1とパターン2で返す値が違うのはどれでしょう。

■リスト(moziの中身)

黄緑緑青

※緑青(読み方:ろくしょう)

//■パターン1
#include<stdio.h>;
int mozicompare(char *mozi){
if (strcmp(mozi,"赤") == 0 )return 1;
else if (strcmp(mozi,"黄") == 0 ) return 2;
else if (strcmp(mozi,"青") == 0 ) return 3;
else if (strcmp(mozi,"黄緑") == 0 ) return 4;
else if (strcmp(mozi,"緑青") == 0 ) return 5;
else if (strcmp(mozi,"緑") == 0 ) return 6;
}

 

//■パターン2
#include<stdio.h>;
int mozicompare(char *mozi){
if (strncmp(mozi,"赤",2) == 0 )return 1;
else if (strncmp(mozi,"黄",2) == 0 ) return 2;
else if (strncmp(mozi,"青",2) == 0 ) return 3;
else if (strncmp(mozi,"黄緑",4) == 0 ) return 4;
else if (strncmp(mozi,"緑青",4) == 0 ) return 5;
else if (strncmp(mozi,"緑",2) == 0 ) return 6;
}

答え

黄緑

理由:パターン1の場合、moziの中身全てを比較するため、パターン2の場合は、strncmpの第3引数の値までしか比較しないため、

黄緑のみ、パターン2の黄と1文字比較するときに、合致して返す値が2となります。よって違いがあるのは黄緑です。

こういった仕様について考えるのも、プログラムの楽しいところのひとつだと思います。

この記事を書いた人:TH

TH

2013年に入社、システム開発所属 趣味:ゲーム、機械系 ゲームは携帯ゲームからオフラインゲームなど幅広くやってます。 機械は新しいものに興味があり、興味があれば購入して遊んでます。


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