こんにちは!ますおです。
本日紹介する本はこちら。
「世界最高水準の採用セオリー」
著者:深堀 一雄
出版社:ごきげんビジネス出版
人材採用についての本ですね。
私は人事担当ではないのですが、ここ最近は採用活動に携わらせてもらう機会が増えてきました。
今年は面接も担当することになったので、勉強のためにと手に取ったのがこの本です。
採用基準・面接・選考と、採用活動の流れに沿って具体的なアドバイスが書かれていて実務にも取り入れやすい内容でした。
その中で特に印象に残った部分をピックアップして紹介します。
採用基準を定める・守る
この本を読む前にいくつか採用関係の本をチラ見したのですが、それらに共通して書かれていたのは「妥協して採用しない」ということでした。
昨今は売り手市場であることも影響し、採用して育てればいいという考えで十分な選考を行わずに内定を出す会社が多いそうです。
しかしそういった採用は早期離職に繋がりやすいという事例が多くあるそうです。
早期離職は会社だけでなく採用された側にとっても良くない結果ですよね。
そんな結果を防ぐためにまず採用基準を明確に定めること、そして選考時はその基準をしっかり守ることが大事だとこの本には書かれていました。
「なんとなく雰囲気がよさそう」「なんとなく仕事ができそう」そういった漠然としたイメージで選考していないか改めて考え直すきっかけになりました。
質問してはいけない項目
採用面接で質問してはいけない項目があります。
これは採用活動を行っている人からすると当然知っているのかもしれないのですが、私は知らなかったので驚きました。
質問してはいけない項目は法律で定められており、厚生労働省のホームページに記載されています。
例えば、本来自由であるべきこと(思想・信条にかかわること)は質問してはいけないとあるのですが、
具体的にいうと「家の宗教は何ですか?」とか「支持政党はどこですか?」といった質問はNGになります。
上記2つの質問がNGなのはなんとなく感覚的に理解できるのですが、「尊敬する人物は誰ですか?」「愛読書は何ですか?」といった質問もNGだそうです。
過去に自分も面接で聞かれたことのある質問で、聞かれても変だと思わなかった質問がNG質問として定められていたので、自分自身の感覚や価値観をアップデートしなければならないなと思い知らされました。
STARを集める
STARとは状況(Situation)課題(Task)行動(Action)結果(Result)の略です。
このSTARを集めるのが面接では大事だと述べられており、ここが本書の主な内容になります。
例えば「私の強みはリーダーシップです。」と言われても本当にリーダーシップがあるのかどうかは分かりません。
しかし過去の行動や結果を知ることで本当にリーダーシップがあるのかどうかを探ることが出来ます。
その探り方、STARの集め方が本書では紹介されています。
気になる方は是非『世界最高水準の採用セオリー』を読んでみてください。