アップUP通信

「正しい歯磨きと口腔ケア」について調べてみたよ!(6月号Vol.164)

みなさん、こんにちは!てんこちょです。
てんこちょのプチ自慢は、虫歯になったことがないことです。

今年もこの時期がやってきました。6月4日~6月10日は「歯と口の健康週間」です!
歯周病は口腔内の健康だけでなく、心臓病や認知症など全身の健康にも深く関係しています。
改めて正しい歯磨きと口腔ケアについて、確認してみましょう!

虫歯ができる3つの主要な原因

1.食べ物に含まれる糖分

甘いものや炭水化物は、口内の細菌によって酸に変換され、その酸が歯のエナメル質を溶かします。

2.プラークの蓄積

歯に付着した細菌の塊であるプラークは、適切なケアを怠ると歯にダメージを与え、虫歯を引き起こします。

3.唾液の減少

唾液は酸を中和し、歯を守る役割がありますが、ストレスや加齢などで分泌量が減ると、虫歯のリスクが高まります。

歯磨きに大事な8つのポイント!

歯磨きは、虫歯や歯周病を予防するための基本的なケアです。正しい歯磨き方法を守って、
口腔内の健康を維持しましょう!

①歯ブラシは、ペンを持つようにし、「軽い力でシャカシャカ」がコツ!

②歯磨き粉(フッ素入り)の適量は1.5~2cm程度、歯ブラシの2/3以上!

③歯ブラシは、歯と歯茎の境目に45度、小刻みに振動させる!

④磨きにくい利き手側から一筆書きで!

⑤奥歯を磨く時は、口を指1~2本分くらいの大きさで開く!

⑥前歯の裏は、ブラシを立てるように!

⑦食後に10分間※しっかり磨く!※諸説あり

⑧歯と歯の間の歯垢は、デンタルフロス等を活用!

口腔ケアのメリット!

口腔ケアは、歯だけでなく、歯茎や舌、口腔内全体の健康を保つために重要です。

デンタルフロス

      • 歯垢除去率の向上
      •  虫歯や歯周病の予防
      •  口臭の改善

歯間ブラシ

      • 歯間の清掃
      •  歯茎のマッサージ
      • 虫歯や歯周病の予防

洗口液(マウスウォッシュ)

      • 口臭予防
      • 虫歯予防
      • 歯肉炎の予防

最新の歯磨きに関する新常識!

●歯みがきは「就寝前の1回+1回」の1日2回

これまで「1日3回の歯磨き」が推奨されていましたが、最新のガイドラインでは「就寝前ともう1回」の
1日2回が効果的とされています。寝る前+朝食後が理想的です。

●フッ素の利用

フッ素入りの歯磨き粉は、虫歯予防に非常に効果的です。フッ素は歯の再石灰化を促進し、酸に対する抵抗力を
高めます。最近では、フッ素濃度が高い歯磨き粉も市販されており、より高い虫歯予防効果が期待されています。

●歯ブラシは「ヘッドが小さく」「やわらかめ(中くらいの硬さ)」のものを

効果的な歯みがきには、適切な歯ブラシの選択も重要です。最新のガイドラインでは「ヘッドが小さめ」で、
毛の硬さは「やわらかめ」または「中くらいの硬さ」の歯ブラシを推奨しています。

●電動歯ブラシの効果

電動歯ブラシは、手動の歯ブラシよりも効果的にプラークを除去できるとされています。
特に、振動や回転機能を持つ電動歯ブラシは、歯と歯ぐきの間の汚れをしっかりと取り除くことができます。

●歯磨き剤の進化

最近の歯磨き剤には、虫歯予防だけでなく、歯周病予防やホワイトニング効果を持つものも増えています。
自分の口腔ケアの目的に合わせて、適切な歯磨き剤を選ぶことが大切です。

 

これらのセルフケアでは限界があります。
80歳になっても20本以上の自分の歯を保つために、定期的に歯科検診やクリーニングを受けましょう!

 

~ 歯に関する雑学 ~ 

① 最も虫歯になりやすいお菓子のトップはキャラメルです。
② アメリカの多くの地域では、水道水にフッ素が添加されています。
③ カタツムリには1万本以上の歯があり、コンクリートを食べてカルシウムを摂取することもあるそうです。

使用画像:いらすとや、イラストAC/出典:日本歯科医師会、ライオン歯科衛生研究所、予防歯科サーチ、森山歯科等/
作成:株式会社ワイドソフトデザイン

2025年6月号(アップUP通信)

 

 

 

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