アップUP通信

カラダの「糖化」について調べてみたよ(8月号Vol.166)

みなさん、こんにちは!てんこちょです。
ジャングリア沖縄がオープンしましたね~!てんこちょは興味津々です♪

あなたは、カラダの「糖化」について、知っていますか?
「酸化」とは異なる「糖化」は、まだあまり十分に浸透していないのではないでしょうか?
実は、老化やあらゆる病気に、この「糖化」が深く関係しています。
「糖化」とはいったい何なのか、一緒に見ていきましょう!

糖化とは?

体内のたんぱく質と糖が結びついて体がコゲる現象で、老化や万病の元となります。

食事などで摂取した余分な糖質が、体内のタンパク質と結びついて、たんぱく質が固く茶色く変色してしまう現象が
「糖化」です。
糖化によって変化したたんぱく質は、最終的にAGEs(最終糖化産物)となります。
また、すでに糖化した食品を摂取することでも「糖化」がすすみます。
AGEsは体内で分解代謝ができないため、一度できてしまうと元に戻らないやっかいな物質です。

糖化は酸化よりも恐ろしい?

糖化が引き起こす主な疾患
糖化により生成されるAGEsは、血管に蓄積されると様々な影響があり、体の臓器や組織にダメージを与えます。
糖化のわかりやすい代表は、糖尿病です。また、AGEsは蓄積されると動脈硬化や認知症、白内障や骨粗鬆症になると
言われています。他にも、糖化が進むと肌のシワやくすみ、シミとなって現れます(いわゆる「老化」です)。

部位 主な疾患 部位 主な疾患
血管 動脈硬化、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞 皮膚 しわ、たるみ、肌の弾力低下
腎臓 腎臓機能低下、透析リスク上昇 骨粗しょう症、骨折リスク増加
神経 アルツハイマー型認知症、抹消神経障害 白内障、糖尿病性網膜症

上記の疾患の他に、がんの誘発、免疫機能の低下もみられます。ある程度の酸化(活性酸素)に対しては、
体が防御機構を備えているのに対して、糖化に対しては体の防御機構がありません。
そのため、酸化よりも糖化の方が、より恐ろしく、より警戒が必要だと言われています。

体を糖化させる食べ物

ホットケーキやトーストなどのこんがり食品はもともとAGEsを多く含んでいます

食   品 理   由
・焼肉、ベーコン、ハンバーグ ・・高温で焼くとAGEsが大量生成
・フライドチキン、から揚げ ・・揚げ物はAGEs値が最も高い調理法
・焦げたステーキ・焼き魚の皮 ・・「焦げ」はAGEsの塊
・カップ麺、インスタントラーメン ・・高温揚げ麺や粉末スープはAGEs源
・チーズ入りファストフード(ピザ、チーズバーガー) ・・高脂質+高温加熱でAGEsが多い
・ドーナツ、クロワッサン、パイ ・・小麦+バター+焼き工程の組み合わせ
・クッキー、スナックなどの焼き菓子 ・・糖分+油脂+高温調理のトリプルリスク
・チョコ菓子、キャラメル ・・糖と脂質を加熱しているためAGEsが多い

すでに産生されたAGEsを減少させることは絶望的です。
ただし、以下に留意し、これ以上AGEsが蓄積されないよう予防することが重要です!
 ・血糖値を急激に上昇させる食品を控える
 ・抗酸化食品の摂取
 ・食後の適度な運動

使用画像:いらすとや、イラストAC/出典:NHKあしたが変わるトリセツショー、青山レナセルクリニック等/作成:株式会社ワイドソフトデザイン
2025年8月号(アップUP通信)

 

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