アップUP通信

+UP健康トピックス ~イキイキ働くために~ vol.7「自律神経」

5分で読める!健康トピックス

今月のテーマは「自律神経」です。

こんにちは、おもちライダーです!

皆さんは、自律神経が梅雨時や季節の変わり目に乱れやすい、という話を聞いたことはありますか?

私も「この不調、自律神経が乱れてるのかも!」と思っていましたが、
…よく考えてみるとなんとなくそう思うだけ?、ということに気づきました。

皆さんも自律神経がどこにあるのか、どんな働きをしているのか
よく知らない人もいるのではないでしょうか。

改めて自律神経について調べてみました。
自律神経が乱れる理由や整え方についてもご紹介します。

 

自律神経って何?

 

末梢神経
脳・脊髄に命令や刺激を伝える、身体全体に張り巡らされた細かい神経。

末梢神経の種類

  • 自律神経:内臓や心臓・血管などにつながり、呼吸・消化・心臓の拍動・発汗など、
         身体の機能を自動で行う(自分で意識しなくても働く)神経。
  • 運動神経:筋肉につながり、身体を動かす命令を送る神経。基本的に、自分で意識して働かせる必要がある。
  • 知覚神経:目や舌などにつながり、五感を伝える神経。

 

例えば、夏の暑い日。

・「今日は暑い」と温度を感じる。 … 知覚神経
・身体を冷やすために汗をかく。 … 自律神経
・汗をタオルで拭く動作をする。 … 運動神経

と考えると、分かりやすいと思います。

 

自律神経のはたらき

自律神経は、交感神経副交感神経の2つからなり、この2つが交互に働くことで身体の機能をコントロールしています。

交感神経が働く … 身体は活発、興奮、緊張した状態になる
副交感神経が働く … 身体はリラックス、休息、弛緩した状態になる

たとえるなら、交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキの働きをしています。

 

交感神経と副交感神経

血管は交感神経が働くと血管が狭まり血圧が上がります。
逆に副交感神経が働くと血管が拡がり、血流が良くなります。

睡眠の場合は、交感神経が働くと目が覚め、副交感神経が働くと眠くなります。

逆に、
腸の働きは、副交感神経が働いてリラックスしているほど腸が拡がって動きが活発になり、便通が良くなります。

 

しかし、自律神経が乱れると
寒いのに冷や汗をかいたり、夜寝付けず昼間に眠い、などの身体の不調が表れるようになります。

 

自律神経が乱れる原因

自律神経は、身体・心・環境の変化に対応し身体の状態をコントロールしています。

しかし、大きすぎる刺激や急激な変化がおこるとコントロールが追い付かず、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまいます。それが「自律神経の乱れ」です。

 

身体の変化

睡眠不足、血流不良、栄養不足

心の変化

ストレス、人間関係の不安、極度の緊張

環境の変化 気温気圧、強い光、騒音
生活環境(引っ越しや就業環境など)

 

例えば睡眠不足や血行不良、ストレスや不安・緊張も、変化や刺激のひとつです。
なるべくこの変化や刺激を避けることが、自律神経の乱れを抑える一番の方法です。

特にこれから梅雨の季節は、気温や気圧の変化が大きくなり、自律神経が乱れやすい気候になります。
季節の変化は人間にはどうすることもできないので、上手く対処していく必要があります。

 

 

乱れた自律神経の整え方

自律神経の乱れを整えるには、副交感神経を働かせること、つまり「リラックスすること」を行いましょう。

  • 深呼吸をする。
  • 太陽の光を浴びる。
  • ストレッチやウォーキングなど、運動をする。
  • おふろで身体を温める。(温活
  • ホットアイマスクをつける。
  • 質のいい睡眠をとる。十分な時間眠る。
  • 寝転んで全身の力をだらりと抜く。

どんな方法でもいいので、
1日に10分程度、特に寝る前の時間にリラックスタイムを設けるのをおススメします。

 

おススメ! 自律神経ととのえ法

・耳マッサージをする

①耳の上部をつまんで、上に10秒引っ張る。
②耳の真ん中をつまんで、横に10秒引っ張る。
③耳たぶをつまんで、下に10秒秒引っ張る。
④耳を手のひら全体で包むようにつかんで、大きく前回りに10秒ぐるぐる回す。

 

耳周りや・後頭部がじわ~っとあったかくなるのを感じて、物凄くリラックスできます!

私は始業開始時や、昼過ぎの少し眠くなる時間に耳マッサージを行っています。
リラックス効果が高いのですが、頭に血が回り目が覚める効果もあると思います!

また、耳には気圧を感じるセンサーがあります。低気圧が続く梅雨時はここをほぐしてあげましょう。

 

・PCメガネをかける

PCやスマートフォンから出る光(ブルーライト)の刺激を和らげるため、眼精疲労を抑える効果があります。
寝る前に使用すると、寝つきが悪くなることを防ぐことができます。

私は仕事中はいつもPCメガネをかけています。無いとPC画面がまぶしく感じるくらい、常に使用しています。
家では(私は目が悪いので)度入りのPCメガネを使っています!

 

・カフェインを控える
コーヒー・紅茶に含まれるカフェインには、交感神経を刺激する興奮作用があるので目が覚める効果があります。
しかし夜寝る前に飲んだり量の取り過ぎは、副交感神経が働かなくなるため注意が必要です。

ちなみに、コーヒーの香りにはリラックス効果があるという研究結果が出ています。
カフェインの覚醒効果には気をつけつつ、コーヒーでリラックスタイムを味わうのも良いでしょう。

 

ハーブティー(特にカモミール)を飲む
ハーブティーはノンカフェインの飲み物です。特にカモミールにはリラックス効果があるので夜寝る前におススメです。

ノンカフェインの飲み物なら、ハーブティー以外にも麦茶・ルイボスティーがおすすめです。

オルヅォ(イタリアの麦茶)は日本の麦茶よりコクが深いため、ホットで飲むとコーヒーに近い風味を楽しむことができます。
ルイボスティー独特の風味が苦手な方は、グリーンルイボスティーなら風味が弱いので飲みやすいですよ!

 

 

自分なりのリラックス方法を見つけてくださいね。

 

前回の健康トピックスは、こちらから。

+UP健康トピックス ~イキイキ働くために~ vol.6「腸活」

 

画像:イラストAC

出典:健達ネット「健康お役立ち記事」、鍼灸TAKA「自律神経って何?」、せたがや内科・神経内科クリニック「自律神経とホメオスタシス

 

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